令和7年度 献血実施
令和7年7月25日(金)日本赤十字社様のご協力のもと今期一回目の献血を実施しました。
お忙しい中参加してくれた皆様。ご協力ありがとうございます!
【献血って??】
足りないのは特定の血液型ではなく、すべての血液型という現実
「A型が足りません!」といった呼びかけを聞くと、特定の血液型だけが不足しているように思えますが、実は医療の現場ではすべての血液型の血液が常に必要とされています。
献血された血液は、人工的に作れず、長期間の保存もできません。
特に血小板製剤は有効期間が非常に短いため、常に新しい血液が必要不可欠です。交通事故などの大怪我だけでなく、がん治療や手術など、日々多くの患者さんが輸血を必要としています。そのため、いつ、どの血液型が大量に必要になっても対応できるよう、すべての血液型の在庫を安定的に確保しておく必要があるのです。
・赤血球製剤:採血後21日間
・血小板製剤:採血後わずか4日間
・血漿製剤 :採血後1年間
また、輸血は原則として患者さんと同じ血液型が使われるため、日本人の血液型割合(A型約40%、O型約30%、B型約20%、AB型約10%)に応じて、それぞれの血液型が必要となります。
少子高齢化により、献血者は年々減少傾向にあります。未来の医療を支えるためにも、血液型に関わらず、一人でも多くの方の継続的な献血へのご協力が求められています。